Memo

おぼれている
INSIDE
2019年08月05日

インディーズゲームの『INSIDE』というゲームをクリアしました。
前から自分の夢にそっくりの雰囲気で、すごい楽しめそうだな~と思ってましたが・・・やっと遊べてよかったです。

とりあえずクリアはしたんですが、どうやら真ENDがあるそうで、2周目は攻略ばりばり見てやります。笑
あのエンディング謎を謎のまま放置で、ぱっとしないよな・・・
って思ってたけど、よかった・・・ほんとのエンディングがあって・・・
でもなんとなく主人公や最後のあれは何だったのかってのは、察します。

追記でざっくりネタバレあり感想。

まず、何の説明もなしに、主人公の男の子が山のガケから降りてきたとこからスタートします。
もうこの時点で何が何だかわかりません!
何かに追われているのかな~とも思ったけど、それにしてもほんとに説明がない。
何で移動するのか、なんでこんな必死になってまで危ない場所に向かうのか、何にも分からない。
とりあえずゲームを進めてみないと、何とも言えない。

とにかく狂ってる世界というゲームでした。
基本的には環境音のみで、静かな落ち着いたゲーム。
人の声も最低限。男の子はたまに何かの拍子に声が出る程度。
そんな静かな世界の中で行われている、人体実験のようなもの。
よそ者とか怪しい人物は容赦なく殺すという閉じた世界の雰囲気。
死んでしまった家畜や手入れのされなくなったとうもろこし畑。
進むにつれて非現実的な構造の町や建物になっていく。
ほんとに、静かに、狂っている。
じわじわと、しっとりと、重くて暗くて、少し切ない。
自分にとって最高の雰囲気でした・・・

ゲームはゼルダのように、パズルみたいな謎解きゲームです。
マップのしかけをあれこれ工夫して進んでいく感じ。
ただ、何かに追いかけられるとこまで、きっちりとしたパズルなんですが、わりとシビアで、やり方が分かるまで本当に死ぬ。笑
猟犬に捕まれば噛み殺され、水中では人型の髪の長い謎の生き物に抱き着かれて身動きできず溺死、人に見つかれば銃殺されたり首絞めされる。散々だ・・・
でも死ぬときも静かなので、不快感がないです。(※個人によります)
この不快感の無さも狂気だと思います。すげぇよ・・・軽率にしぬもん・・・

シナリオはほんとによく分かんなくて、でも、なんとなくだけど、ざっくり思ったのは以下のような事。

ラストの方で異形の生き物が人間の管理下で捕まっていて、それを開放する場面があった。
助けてる途中で、男の子はその生き物に取り込まれてしまい、以降プレイヤーのコントロールもその生き物に移る。
道中で宇宙船のようなものが隠されていたところもあった。
もしかしたら、それに入っていた生き物で、人間が悪用していたのかもしれない。
男の子は何かしらその生き物に呼ばれていて、助けを求められていたのではないかなと・・・
だから、男の子の意思は本当にあるのかがちょっとわからない。
洗脳されていたかもしれないし、それはそれで、救われなくてとても悲しい。
その異形の生き物も、とにかく逃げ出したかった感じがすごくて、曖昧とはいえ最後の場面の解放感はとても強かった。

こんな風かなぁ・・・とにかくいろいろ救われなくて悲しかった。切なかった。
人間は利用できるものはとことん利用するって悪の部分を出してる作品だなぁと。
立派な研究所以外の場所は荒廃した町と研究所でいっぱいで、相当えげつない実験と犠牲があったんだなぁって感じもあった。
溺死させてくる生き物も、荒廃した研究所にいたから、そういう負の産物だったんだろうか・・・
(しっとりした不気味さで見た目けっこう好きなんだけど)
真END見たらまた感想とか印象変わるかもしれないね。

それはそうと、男の子が頑張るのって良いです。
同時に猟奇表現もすごくいいですねこのゲーム。
はい性癖のゆがみ0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_
衝撃波を避けながら進めないといけないマップがあるんですが、失敗するとふっとんで肉片になります。
水中プロペラが回ってるところは、当たると胴体チョンパです。
高いところから落ちると静かに骨折してしんでしまいます。
先ほど言った助ける異形の生物に取り込まれるとこも最高でした。全裸で助けに来たし(重要)
溺死もぞくぞくしてしまってもうだめですねこれ。0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_
というか完全洗脳で操られてるならそれはそれで最高です。
怖がらないで進むのがそもそもおかしい・・・
何度も言いますが2次元だけですから!!!!
ショタかわいい!!!!

 

◆隠しエンディング見た追記◆
見る手順が攻略なしでは無理ゲー(特に最後)なのですが、もしかしてゲーム内にヒントあるんですか・・・?
見つけた人すごい・・・
壊さなきゃいけない道中の玉はしらみつぶしにやってたら見つかるとは思った。
でも最後のコマンド入力はどこにヒントがあるんだ・・・

とりあえず隠しEND見た率直な感想。
→男の子人間じゃなかった。実験台モルモットかもしれない。かなしい。

なんとなくだけど、宇宙船みたいなものは、そのまま宇宙のものって解釈でそんなに間違ってないのかもしれない。
正解ないから言い切れないけど、何かしら未知のすごいものを人間が悪用してるのはあってるかもしれない。
男の子も自我は他のあやつり人間と違ってあるけど、どこまであるのか分からない。
隠しENDで、電源を引っこ抜いたら男の子も停止してうずくまってしまったので、男の子もあやつり人間の仲間なんだろうなぁという。
ただその電源の場所がかなり序盤の目立たない場所で、男の子だけ特別なものだったのかもしれない。
その電源を使って誰かが男の子を操っていたかもしれないし、見ていたかもしれないし、結局男の子自身に自我があるかどうか、全然わからない。

異形のものに取り込まれて合体したのも、元は一緒の個体だから元に戻っただけなのかもしれない。
とにかくかわいそうだった。
人間がやっぱり一番こわいです。
ちょっと調べたら聖書的な意味合いも含まれてるらしくて、この辺は知ってる人じゃないと解釈難しそうですね・・・

とはいっても実験台ネタもしゅきなのでゾクゾクしましたヾ(:3ノシヾ)ノシ
魂の抜け殻えろい。ひゃっほー!(だめだこりゃ)
たぶんまた遊んで世界観に浸りたくなるだろうなぁ